「相手の親は気が強い方だし・・ 家に乗り込んでくるかもよ? 朝姫も受験前に色々揉めたくないでしょ? 知らんふりしときなさい」 ママにそう言われた時は 耳を疑った。 いくら何でも知らんふりなんて・・ 保健の先生に相談した時も 担任や親と似たような反応だった。 誰も親身になって支えてくれる人もいなくて、 そんな中でも刻一刻と受験に近付いていて・・ アイツらと 勉強との板挟みで 頭がパンクしてしまいそうだった。