10分後、ようやく質問が終わり、待たせたままの千陽ちゃんの元へ急いだ。 「千陽ちゃんごめんねぇ。遅くなっ・・・」 皆既に家に帰り、教室に一人で待っているはずの千陽ちゃんに声をかけながら教室に入る。 「・・でねぇ、おもしろいでしょ?・・あ、朝姫ちゃん質問終わった?」 私の予想に反し、教室には、笑いあっている、松原と千陽ちゃんがいた。