脱力くんの話によると


「ばーか」

彼はその一言を言い
カバンを持ち
そして私の肩を抱いたまま
私の席に戻り、私のカバンを
手にした。

「なんだよ、もう仲直りかよ」

智也のふてくされた声が聞こえる。


「ごめんね、

俺、そういうの苦手だから」


彼はまた冷めた声で言う。


そして私を連れ去った。