午前0時のシンデレラ


*‥‥‥‥‥


あれから、一週間。


あたしと柳は、何事もなかったかのように、変わらない日々を過ごしていた。


「はい、また間違えてる」


「えっ!? 何でよ採点ミスでしょ!?」


「んなわけあるか!」


数学のプリントを返され、あたしはぐちぐちと文句を言う。


相変わらず、数学は苦手科目だった。


「はあ…アホなお嬢様はおモテになりませんよ?」


「うっさいお黙り柳」


ピシャリと一蹴すると、柳は「はいはい」と呆れたように笑う。


…いいのよ別に。モテなくったって。


そんなこと、口に出しては言わないけど。


「もう一回、教えなさい」


「…何でそんなに偉そうなんだよ」


そう言いながら、柳はもう一度丁寧に教えてくれる。


柳の体温をすぐ隣で感じて、あたしは集中できなかったけど。