でも、柳が答えてくれないなら、言ってくれないなら。
他を当たるしか、ないじゃない。
「―――何で、柳を雇ったの?」
あたしの問いに、パパは驚いたりはしなかった。
表情を崩さないまま、ゆっくりとその口を開く。
「…それは、咲良に関係あるかな?」
「っ、あるわよっ!」
パパのバカ。大ありよ。
「関係なかったら、わざわざ訊いたりしないわ!」
あたしの答えに、パパは困ったように眉を寄せた。
「…一応、個人情報だからなぁ」
うーん、と唸るパパに、あたしはこれ以上何も言えない。
話してくれることを、ただ願った。
じっとパパを見つめていると、パパの口元がフッと緩んだ。
「…何よ」
「いや……ふっ」
「何で笑うのよっ!」
イライラしながらそう言うと、パパはごめんと謝りながらも笑い続ける。
~何なのもう!

