空の大切なもの


「友達の新田一哉くんと武岡伸くん。カズとシンって呼んでるんだ」


「すいません、こんな時間にお邪魔しちゃって」


「ソラの友達なら大歓迎だよ。よろしくな、カズ君、シン君!」


「「はい」」


よかった。
健兄ニコニコしてる。



「ソラ、とりあえず中入れ。ヒナがずっとお前のこと待ってたんだぞ」


「え?」



奥の部屋からヒナの声が聞こえてきた。
タタタタッ


「空兄ちゃーん!」 


「わっ!」



ヒナは、走って来たかと思うと、俺に抱きついた。