空の大切なもの


ドスッ


!?


仰向けになっている俺の隣に誰かが座った。


「シン!?」


隣に座ってきたのはシンだった。



俺は、ぼーっとしていてシンが屋上に入ってきたのに気付かなかった。



「びっくりしたぁ。どうしたんだよ?屋上なんか来て」


「別に。本読みに来ただけ」


・・・?



そう言って俺の隣で静かに本を読み始めた。