空の大切なもの


「じゃあ、俺着替えるから。ヒナ先に下に行っててね」


「は~い」



そう言ってヒナはトコトコ走っていった。



着替え終わって俺は3人と一緒に朝ごはんを食べた。



「ソラ、亜沙子さんの料理はうまいだろ」


健兄が自慢げに言ってきた。


「うん、おいしい」



朝ごはんは、さばの味噌煮とご飯と味噌汁だった。


朝は最近パンだったから、こんなちゃんとした朝ごはんは久しぶりだった。