近くて遠い・・・

「今日、何かあった?」
何か言いたげなあずさを横目に見ながら私は聞く。
「紗菜さぁ、今日噂ながれてこなかった!?」
「へッ、どんな?」
「えっ、あの誰と誰が付き合った。みたいなヤツ。」
「知らな~い((涙」
そう、答えながら私は頭の中で想像し出す。
(う~ん。あの子でもないしぃ。まさか、あの子!!)

「誰、誰ぇ~?教えてぇ???」
「あのね、小池くん彼女出来たんだって!!」
「ふ~ん。って、えっっ!!」
「まっ、小池くんかっこいいからねぇ♪」
「うッ、うん。」
(翔、彼女出来たんだぁ。まぁ、翔だもんね。彼女いない方が可笑しいよね。)
でも、何でだろう。素直に喜べねい私がそこにいた。