近くて遠い・・・

その日の夕方、雑誌をコンビニに買いに行った帰り道偶然家の前で翔に会ってしまった。
「おっ、沙菜じゃん♪」
翔が両手をふるながたこっちへ向かって歩いてくる。
「あっ、翔ぉ。」
「久しぶりだな!」
そぅ、良いながら向けてくる笑顔に私は胸を締め付けられる。
「うん、っだね。」
言ってる間にも翔は何度もこっちに笑顔を向けてくる。
(もう、辞めてよ。もっと好きになっちゃうじゃん。)
もう、どうなったっていいや私は勇気を出して言ってみた。