爆走★love boy

樹先輩はチラっとこちらを見る。


「先輩はどうして、生徒会長と裏バンなんて、真逆なことをしてるの?」


喧嘩っぱやい樹先輩が本当の姿なら、私はそれでもいい。


少しずつでもそういう部分に慣れていきたいと思えるくらい、今は先輩に惹かれているから……。


「元々、優等生を求められてんだよ、俺は」


クシュッと前髪をかきあげて、先輩はため息まじりの返事をした。


「求められてる?」