自動ドアが開き、社長室みたいな所にあたしと先輩はやって来た。 「あ、一緒に来たんだ」 社長はどうみても20歳前半のギャルにしか見えない。髪は金髪でメイクは派手。 …正直、本当にこんな人が社長なのか?と思ってしまう。 そんな事を考えていたら、ふいに目が合う。何故か悲しそうな、寂しそうな彼と同じ目をしていた。 「じゃさっそくだけど話すね。これからの仕事内容」 ニッコリ、社長は笑った。