杏side

どうしよう…

朝食をみんなでとって、水着に着替えて海で遊んでいたとき

驚くべき人たちがやって来た。


「初めまして、優真と優奈の母親の春沢マナです。あっちにいるのはこの子たちの父親ね。」

優奈ちゃんに似てるし、とても若いし…

「マナおばさんに紹介するよ。俺の彼女の山崎杏。」

「サッカーのために家を出て寮に入ったのに、彼女作って!絢、この子の将来、心配ね!」

冗談っぽく隣にいた瞬のお母さんに言った。

「そうねぇ~でも、瞬くんより奏くんの方が心配。」

「それもそうね。」

瞬のお母さんって息子のこと“くん”付けするんだ!

「マナ、佐原。早く準備しよう。」

優真くんに似てる長身の人がきた。今さっき言ってた優真くんたちのお父さんだよね?

あれ?どっかで見たこと…


瞬のお母さんたちは家の中に入って行った。

「もちょっと遊んでこよう」

瞬に手を引かれて、海に行った。




「あっ!!」


「いきなりなんだよ?」

「ごめん!ちょっと思い出したことがあって」

「思い出したこと?」