天使の条件

先ほどとは打って変わってルンルンになった天使は扉から手を放してチョコンと私の前に座り直した。



「いやーオレさ、立花に避けられたんじゃないかと思ってさ。ついあせっちまってよ」


ははっと快活に笑う天使の前で私は冷や汗ダラダラ。



危なかった。

地雷ふむとこだった。


私は適当に笑い返そうとひくつく口端を無理やりあげた。