私なりの彼の愛し方

「ほんとに急いでるから…」



いい加減手ぇ離してよ。気持ち悪い。って言えたらどんなにいいか。猫被りも大変だ。





「いいじゃ〜ん♪」




ぐいぐい引っ張ってくる。





「やめ「そいつから手ぇ離せ。」




私のささやかな抵抗の声を遮って緑頭の腕を掴む学園王子。その横には馬鹿男と腹黒男もいる。…なんで?