私なりの彼の愛し方

その後の授業も真面目に出てたけど普段滅多にいない学園王子達がいたから居心地が悪すぎた。





「美咲っ。門まで一緒に帰ろ?」


深雪とは家が真逆。だからいつも門まで一緒に帰る。いつも通り門で深雪と別れてしばらく歩くとヤンキーみたいな人達がいた。






……立派なカラフル頭。金に赤に青に紫に緑にオレンジ。虹みたい。嫌な予感がしながらも歩き進める。





「ねぇねぇ。俺達と遊ばない?」



やっぱり嫌な予感は当たった。あーゆう目で見てくる奴は決まってナンパする。





「ごめんね?急いでるから。」




「じゃあ家まで送ってあげるよ。」





そう言って緑頭が私の腕を掴む。今日はよく腕掴まれるな。