私なりの彼の愛し方

「その日は私が生まれる日で、お母さんは病院にいた。お父さんはお姉ちゃんを連れて車で病院に来た。でも病院に向かう途中居眠り運転のトラックが突っ込んできてお姉ちゃんは即死。お父さんは全身にひどいケガをしたんだって。」






「お母さんがその事を知ったのは私を産んでからすぐの事で、私を産んだ喜びよりもお姉ちゃんの失った悲しさの方が大きくて毎年みんな泣いちゃうんだよね。」








だから私は親からの誕生日プレゼントなんかもらった事がない。それに誕生日を祝ってもらた事もない。何週間かしてから「おめでとう。」って言ってもらうだけ。








だから私は両親に甘えられなかった。でもずっと寂しかった。







友達から聞く誕生日ケーキの話とかプレゼントの話とか聞くたんびに辛くなって1人で泣いてた。