私なりの彼の愛し方

「えっ!そ、そう??」





「なんか時々すげぇ悲しそうな目してる。」







それは無意識だったな。私、最近嘘が下手になった気がする。優牙達と関わる前は自分で自分を偽っていたのに今では素でいる。







多分いい事なんだと思うけど自分のここまでの変わりようにはびっくりする。







「なんかあんだったら話せよ。」







「……15年前の9月29日にね?私のお姉ちゃんが死んだんだ。原因は事故死。」





初めて私の家の事を人に話すというのはなんだかものすごく緊張する。