「ふざけんなよ……深雪。行くぞ。」





優牙は深雪の背中を押して屋上から出て行った。






その日の放課後、また新聞部によってスクープになっていた。







『氷の美女、親友をいじめた?!』





大きく書いてあるその見出しは私を悪役にするには充分だった。





学校を歩くたびにこそこそ言われる。