ユビサキからあなたへ

「いいよ洋介。あたしひとりでやるから。」

「いや、いいって。なんか…ごめんな、急に。」

何やってんだ俺。

ほんとにアホだ。




不意に手にとった手帳に視線が釘づけになった。




プリクラのシールがびっしり貼られている。

プリ帳ってやつだ。

「ちょっ…洋介!」

恵は俺の手からプリ帳を強引に奪った。








見てはいけないものを見てしまった気がした。