「さっきは悪かったな。あんな風に言って。」

友香を見送った直後に洋介が呟いた言葉に、俺は一瞬戸惑った。



「何言ってんだよ。俺がんなこと気にするとでも思ったか?」

「いや、そーゆーワケじゃねぇけどさ…。」

「…なんだよ?」

「…誰かが応援してくれるって結構嬉しいことなんだなって思ってさ。」

また突然何言い出すんだ?こいつは…





「ありがと。悠。何か前に進める気がするわ。」

いきなりそんなこと言いやがって…





「おぅ。これで失敗したら承知しねぇからな!」

俺がそう言うと洋介はまたうれしそうに笑った。