ユビサキからあなたへ

「俺の言った『紹介して』ってさ、そういう意味で言ったんだけど…。」







俺も友香も目を丸くした。
そして2人同時に

「そんなのわかるかぁ!!」

とツッコんだ。

「そうやって考えてたんだったら初めからそう言いなさいよ!バカ!」

「ホントだよ。ケンカする必要なかったじゃねぇか!ドアホ!ハゲ!」

「ハゲじゃねぇよ!坊主だ!坊主!」

「んなのどっちも一緒だろ!」

「一緒じゃねぇよ!髪のびたらフサフサだ!ボケ!」



洋介がそう言った瞬間に俺らの頭に友香の平手が飛んだ。