ユビサキからあなたへ

「ちょっと!あんたらねぇ!」

2人を見送った俺と洋介の頭を友香が平手で叩いた。

「いって!!」

洋介は慣れたようにツッコむ。

「当たり前でしょ。痛くやってんだから。」

友香も手慣れた感じだ。

「友香、お前藤田と仲良いのか!?」

興味本位で聞いてみた。

「うん。めっちゃ仲良いよ♪もしかして羨ましい?」

「んなワケあるか!」

「だよねぇ〜。彼女いるもんね♪」

友香のニヤけた顔がムカつく。