ユビサキからあなたへ

えっ?






悪寒が体中を這いずり回った。




ちょっと待って。


友香、
何を言おうとしてるの?





お願い。

聞きたくない。

言わないで。












「『何?あれ?由里、ヘンなの。』って。」



心の奥で何かが崩れていくような気がした。


佳奈は…


心配してくれてたと思ったのに。