ユビサキからあなたへ

「あれ?もう約束してたのぉ?」

「うん。友香ならいいでしょ?」

「もち♪あたし友香と一度でいいからしゃべりたかったんだよねぇ〜。」

「ホントに?佳奈からそう言われると…うれしいなぁ。」

「あ、友香が照れた!」

本気で驚いた。

友香の“女”の顔を見るのは初めてだ。

「ホントだぁ。カワイイ〜!!」

友香は何だか照れ臭そうだ。

「もう、バカ言わないで。じゃああたし部活行くから!」

「あ、あたしも行かなきゃ!じゃね!」

「うん♪バイバ〜イ!2人とも頑張ってねぇ〜!」



3人とも笑って別れた。