「は~い」

『もっし~!ユミだよ!』

「わかってますよ~?」

『あ、やっぱ?てゆうか、春樹珍しくない?この時間に起きてるなんて』

「寒くて目ぇ覚めた」

『マジで?あ~でも確かに、今日ちょー寒いもんねぇ。ありえないし』

「てゆうかお前、今授業中じゃねぇのかよ?」

『あ~、朝ちょっと寝坊しちゃってぇ。ダルいから行くのやめたし』

「マジで?悪ぃ子だなぁユミは」

『んふふふふ!あってゆうかさぁ、春樹ぃ』

「ん?」

『今から遊ぼーよ!ユミちょー暇!』

「だーめ。いま俺、朝メシ食ってんの。つうかお前、暇だったら学校行けよ!」

『え~?やだぁ。ユミ、春樹と遊びたいよぉ』

「んなこと言ったって、今日はマジでムリなんだって。昼と夜でバイト入ってんだよ」

『えっじゃあじゃあ、バイトの前にちょっとだけでもいいからぁ』

「…わかった。何時?」





…結局彼女に押し切られる。

ワガママな彼女、18歳の高校生。