でもそんな私をよそに男の子は
耳を両手で塞いで




『うるさいんだけど』




そう言って私を睨んだ

でもその睨んだ目は赤く充血して
いるみたいに赤々としていた




私はその赤い目が少し怖く気がつくと後退りしながら




「す、すいません」




謝っていた