「そ、そう言えば名前は何?」




掴まれた手をさりげなく離し
ながら話しかける




そして出来るだけ赤くなった顔を
気付かれないよう視線をそらした




『何で目、そらすんだよ』




赤々とした目に低い声で私の顔を覗きこんできた

やっぱりこの子…怖い