「絶対に行きます」 隼翔がそう強く言い切ると 「ありがとうね」 満面の笑みでおばさんは 胸を撫で下ろした。 何度か一緒に歩いた道。 今日はお互いに口を開かない。 いつか夢を話した場所が見えた。 「全国制覇の夢は変わらず?」 一瞬驚いた顔をみせたけど 場所をみて隼翔は笑った。 「少し変わったかな」