太陽に輝く君 -夢空- 2nd Stage




「今日ですか…」


隣の隼翔が奥さんが
出してくれたコーヒーを
片手にそう言った。



「本当はな、もっと早く
入院する予定だったんだけど。今日、きっとお前さんたち2人がここに来るんじゃ…と思って、今日を最後にしたんだ」



「そうなんですか?」



おじさんは、
あたしの問いかけに
深く深くうなずいた。



「だから最後のお客さんに
プレゼント」


そう言ってくれた。




「なら、おじさんが
僕たちに選んでください」


隼翔はあたしに

「ええよな」

と言っておじさんに
そう言った。