「海がいい…」 そうなるんだな…。 あの場所はあたしたちが はじまった場所。 ずっとずっと あたしたちにとっては 大切な場所。 誰にも邪魔されたくない あたしたち、 静かにいたいあたしたち。 本当にぴったりな場所。 「そう言うと思った」 隼翔にはそう笑われた。 そのあと二人で準備して こっそりと電車で移動。 長い時間をかけて 海へたどり着いた。