もしも、願いが叶うなら



「どうして何も言わないの?誕生日の時だって…どうして隠すのよ…」

「関係ない」

「どんだけ…あたしが心配したか分からないでしょ!!」

「心配しろなんて頼んでない」


那央の細い腕には注射が刺されてる…。

痛そう…


「少しくらい頼ってよ…」

「……。」