もしも、願いが叶うなら



那央……。


那央はベンチにあたしを引っ張ると無理矢理座らせた。



「何で助けてくれたの…?」

「……」

「何でここに居るの?」

「……」

「もう来ないって言ったじゃん!!」


……
何でよ…

助けてくれた事、嬉しいはずなのに…

どうしてこんなにも涙が出てくるの…。