もしも、願いが叶うなら



「お、良く撮れてんね、那央」

この声は祐介…?


宮瀬はゆっくりとあたしから手を離した。

勢いよく座り込むあたし…


助かった…。



「次こんな事やってみ?これ警察に突き出すよ?顔もバッチリ写ってるし」

「…。」

「さっさと去れよ」