目を覚ますと、左手の小指から 血が流れていた。 充電中の赤い光、それしか手元に明かりはない。 赤い 赤い光。 眠くて仕方がなかった私は、手元にあった包帯で指をぐるぐる巻いて 再び眠りについた。 〜赤い糸〜