「……い、おい! 倉田、起きろ! もう授業終わってんぞ」 暗闇の中から夕彼の声がする。 そういえば夕彼、少し声が低い時って怒ってんだよなぁ。 しかも半端なく。目を開けたら殴られそうだからやめとこうかな。 「いい加減に……起きろ!」 そう言う夕彼の声と共に頬に痛みを感じた。 反射的に体が飛び上がる。 「っったぁい……」 「お前もう授業終わってんぞ」