「先生っ!」


「河上!どうだった!?」



「やっぱ…ウチには……無理…じゃなかったみたい!!」


「よくやったーーーーーーーー!!!!!!」


「きゃあ!!」




ウチは大学受験に成功した。

大学に合格したのだ。





職員室行って先生に報告しに行ったら抱き上げられたんだ。



「先生っやめてよ!!!何すんの!?先生たち見てるって!!」


「お前が大学生になるなんて…。先生泣きたいよ…」

「違うよ!!泣けてくる、でしょ?その台詞は今いらないし!!」



「河上…ありがとう」



「自分の為だよ」





先生が教えてくれたから死ぬもの狂いで勉強したんだ。




「先生、ちょっと外出れる?」


「ん?あぁ」





今度はウチが伝えたいんだ。