「明日からは彼方様と一緒に暮らしていただきます」


はぁ?今この秘書なんて言った??


私は訳がわからずもう一度秘書に尋ねた。


「ですから契約書にも書いてあった通り、
明日からは彼方様と暮らしていただきます」



そんなこと書いてあったっけ?

でもなんにしろそれだけは拒否しなければ!


「秘書!私そんなこと全然知らないんだけど?」



「優稀様、秘書というのはやめていただけませんか?
黒沢とお呼びください」