早く彼方に会いたいそう思うと自然と早歩きになっていて、あっという間に彼方と住んでいるマンションに着いていた。
うわぁ~、なんか今更だけど顔合わせづらいな…
私は悩みすぎて自動ドアの前でうろうろしていた。
目の前ではドアが開いたり閉じたりしていた。
って、私周りから見たら怪しい人になってるよ!
えぇい!悩んでないでささっと入ろ!
私がマンションに入ろうとすると奥から人が出てきた。
え、あの姿はもしかして…彼方!?
私はとっさにマンションの外の草むらに隠れた。
って、なんで隠れてるの私!?
私がおろおろしている間に彼方はマンションから出てきた。
「あッ!かな・・・」
私は彼方を呼ぶために振り上げた手を下した。
マンションから出てきた彼方の横には綺麗な女の人が一緒にいた。
あの人…誰…?
すっごく綺麗な人…いやどっちかっていうと可愛いのかな…
大きな目に柔らかそうな茶色の髪が風になびいていて、彼方と並ぶととってもお似合いの2人だ。
あぁ、そっか
私、彼方に買われたんだった…
ははっあやうく忘れそうだったよ…
「あっあれ?なんで泣いてんだろ…」
私の目からはとめどなく涙があふれていた。
あれッなんか胸もモヤモヤしてきた
もしかしてこれが嫉妬なのかなぁ…
「まさか初恋がこんなあっけなく終わるって思わなかったなぁ」
それから私は草むらの中で声を殺して泣いていた。
