「やっぱり優稀ちゃんはカワイイですわ♥」


「もう、からかうのやめてよ~」


「あら胸のことはホントですのに…ホント無自覚なんですのね。まぁそういうところがさらに可愛いんですけどね♪」


「もう!奈美ちゃん!」


「優稀ちゃん、では今日はこれで失礼しますわ。ではまた明日の朝お会いしましょう♪」



そう言って、奈美ちゃんは部屋を出て行った。




なんか今日は奈美ちゃんにからかわれまくった気がする…


でもそのおかげで彼方のこと好きって気づいたんだよね


奈美ちゃんには感謝しなくちゃ


でも彼方にとって私ってただの婚約者役でしかないんだろうな…


なんか気付いたとたんに失恋した気分…かな…



まぁでも落ち込んでもしょうがないか


明日、マンションに戻ろう


今日はもう寝よ



私は部屋の明かりを消して眠りに着いた。