「奈美?どうしたの?」
湊先輩によって連れてこられた彼方が超王子様スマイルで奈美ちゃんに話しかけた。
「どうしたも何もないですわ!優稀ちゃんにあんなことをしといてよくそんな顔で
いられますわね!この偽王子!」
奈美ちゃんは彼方をいっきにまくしたてた。
「奈美、ちょっと別の場所に移動しようか?」
彼方は変わらず笑顔で奈美ちゃんに応じる。
彼方さん、ちょっと笑顔ひきつってますよ…
でも確かにこの場所じゃちょっとまずいかも、みんな見てるし
「奈美ちゃん、彼方の言うとおりここじゃちょっとまずいよ…」
「ゆ、優稀ちゃんがそう言うなら…」
そうして私たちは学校の屋上にやってきた。
「ここならゆっくり話せるな。で、奈美は突然なんなんだ?」
「なんなんだ、じゃありませんわ!優稀ちゃんにキスなんかしたんですって!
ゆるせませんわ!ねっ優稀ちゃん?」
「う、うん」
奈美ちゃん、さっきよりさらに怒り具合がアップしてる…
「ゆるさないだって?へぇ優稀そんなこと言うんだ」
「なっ何よ?」
「あんなに気持ちよさそうにしてたのは誰かな」
