「ホント彼方君ったら…」
おばさんは頬を赤らめて言う。
いやいや、おばさんまんざらでもなさそうですよ…
ってか、いつになったら私の存在に気づくんだろう?
もうどっかに行こうかな…
そう思って私が踵を返して料理がベランダの方へ向かおうとすると彼方が私の手を掴んだ。
これって…
どこにも行くなってことだよね…
はぁ、どんだけ人を振り回す気なんだか…
私が呆れている間にも話はどんどん進んでいった。
「じゃあ紹介するわね」
そう言っておばさんは後ろの女の子を前に出した。
出てきた女の子は目が大きくて栗色のふわふわのロングヘアが顔の小ささを引き立てている。
超かわいい!
天使みたい
こんな子いてもいいの!?
今すぐ抱きしめたい~
私が心の中でその子を絶賛しているとその子が口を開いた。
「初めまして、中崎美香です。」
