あれから彼方の後を追いかけてパーティー会場になんとか着いた。
「さっさと入れよ」
「言われなくても入ります!」
私が一歩会場に踏み入れると一気に会場全員がこっちを向いた。
ん?
なっなんかマズイことしたのかな…
会場ではヒソヒソと話し声が聞こえる。
私はその声に耳を澄ました。
「彼方様よ!やっぱりカッコイイですわ」
なんだ、彼方のことか
「あら?彼方様の横の女性はどなたかしら?見たことないわ」
んん?今度は私のこと?
「もしかして噂の彼方様の婚約者ではなくて?」
え?噂?私噂になってんの!?
「そんなはずないわ。彼方様には早紀様がいらっしゃるでしょう」
「じゃあ、あの女性は…?」
えっ?
早紀って誰!?
それにさっきからみんなの視線私に全部集まってんだけど…
