「さて…愛の新居に帰りますか?」


先生が声をかけると西原さんが、


「まだ区役所開いてるから、出さない?婚姻届け。」


それに全員賛成して、いざ区役所へ。


これが受理されれば私と先生は正式な夫婦だ。


四月。


初めて先生を見た時は、まさかこんな展開になるなんて知らなかった。


ただ、先生が好きなだけの、小さな恋だったから。