インターフォンが鳴った。 「私出る!」 スリッパの音をパタパタ鳴らして玄関に向かった。 「はい。」 勢いよくドアを開けると、お泊りセットが入っているであろうリュックとお酒の入ったコンビニ袋を持った先生がいた。 「よっ。」 右手を軽く上げただけの姿なのに、ドキドキする。 「いらっしゃい。」 「お邪魔します。」 右手で軽く私を抱きしめてくれた。 先生…反則。