授業も終わり放課後。
早く私の話しを聞きたいのか、荷物もそこそこにして、椅子をきっちりくっつけて目をキンキラさせていた。
何か怖いんだけど。
でも、女子ってそんな話し大好きだし。
保健室からの情況を話した。
「うっそ。
何か凄い展開になってきてない?
案外、禁断も時間の問題だったりしてね。」
美咲は既にハイになっていた。
これが先生じゃなく、普通の会社員とかだったらアタックのしがいも有るのだろうけど……。
私の気持ちはきっと先生には迷惑がかかってしまう気がして前には進めない。
もどかしい気持ちが私を苦しめる。



