時計は四時少し前。 もうすぐ先生が来る。 「理恵…ニヤけてるよ。」 「家の中だからいいんですぅ。」 恋する乙女はこんなもんだ。 いつも逢ってるのに、その瞬間また嬉しくて仕方ない。 心が跳ねる。 それが恋。 どれだけ傍にいても足りないんだもん。