「さて…何焼こうかねぇ。
理恵はエビでしょ?」


「うん。
龍一さんは…イカ。」


エビとイカのパックを籠に入れる。


「お母さん何にする?」


「私と裕は豚肉?
あ、私シャブシャブ餅入れてよね。」


次々籠に入れる。


「あ、後アルコール物も買わなくちゃ…重いから裕に買ってきてもらうか。

理恵は?お茶でいい?」


「あ、うん。
でもビールだったらこれ位持てるじゃん。」


六本セットのビールを籠に入れ様とした時だった。


「理恵ちゃん、夜の蝶とサラリーマンがこれで足りると思って?
箱でしょうが。」


お母さんの指の先には箱に入ったビール。


はこ…?