教室に入ると、既に5時間目が始まってた。


「すみません、遅れました。」


「お、飯塚。
もう大丈夫なのか?」


「心配かけて、すみません。」


ヒョコヒョコと左足を引きずりながら、自分の席へ。


「足、大丈夫?」


美咲が心配そうな顔をして声をかけてくれた。


「うん。」


「何かいい事有ったね?後で尋問するから。」


フフフと意味有り気に微笑んでいた。