「んで?
何処が分からないんだ?」


さっきまで笑ってたのに、急に真剣な顔付きになった。


「口実だろ?
質問が有るなんて」

ドキッ


何で分かっちゃうの?


私、そんな単純?


「どうせ…誕生日のプレゼントは何がいい?
それが質問だろ。」

「違うもん…。」


聞きたいけど…。


「じゃあ…ただ俺の顔を見に来たとか?」


見抜かれてる…。


コクッと小さく頷いた。


「フッ…やっぱりな。でも嬉しいよ、そういうの。おいで。」

椅子にドカッと座った先生が、手招きをした。